2018年06月23日
データを使って戦略を生み出すコンサルタント、どの分野でもその役割はとても重要です。活躍できるコンサルタントを目指すのであれば、データ活用のスキルは必須となります。そのスキルの前に必要なのが専門知識、それを確実に身に付けるには資格取得を目標に勉強するのが近道です。
コンサルタントにも統計検定という資格があります。持っていれば統計スキルがあることを証明でき、場合によっては即戦力として見込まれることもあるでしょう。データを活かす仕事に就くなら取って損はない統計検定、取得に必要なことが何かを見て行きましょう。
統計検定合格には、コンサルティングに必要な要素が備わっていることが前提になります。コンサルティングでするのはプランの考案だけではありません。大事な仕事の一つがデータ活用であり、世論調査や市場の動向など膨大な手掛かりを元に指針決定をすることが求められます。
統計検定では、その素養もチェックします。分析ツールの正しい見方、統計から得られる将来の予想などに使われる定義が問題として出ます。合格に必要なスキルは、ずばり数学です。統計には数多くの数式を用います。式の意味が理解できるだけではダメで、その計算が正確にできないことには高度な分析はできません。
コンサルタントを目指すなら、計算能力を磨くことも並行して行うのがいいでしょう。データ活用法を「知ってさえ」いればいいとは考えないことが肝心です。計算以外にも、身に付けておいた方がいい能力はあります。例えばエクセルやワード、パワーポイントといった基本ソフトは分析結果を分かりやすくまとめるのに使います。
自己満足なデータ活用であってはならず、結果を経営者たちに伝えて意味があります。口で言うよりも図に表す方が伝わりやすいこともあり、表現スキルやそれに使うソフトの扱いも重要と言えます。そして、プランニングスキルも欠かせません。
分析で得た結果を具体的な行動に置き換えることが、コンサルティングの目的です。分析は済んだけど何をしたらいいかは知らない、ではそれは成り立ちません。とある売れ筋商品に共通した不満を持つ人が多いなら、それをなくせば売り上げが伸びるだろう、くらいの具体的なアイディアを出せるようにはしておきましょう。
コンサルタントになったら、データ活用のほかに多くの能力が求められます。データの分析からクライアントへ考案したプランを伝えるまでにどんなことをするのか、それを考えて行動するのがカギとなるでしょう。